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審査官は、出願人が提出した先行技術文献を見ていないという事実。

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これについて、リッチモンドロースクール、スタンフォードロースクール教授らによる最近の分析及び研究が発表されています。タイトルは、「Do Applicant Patent Citations Matter? Implications for the Presumption of Validity」

この研究では、2007年に特許された出願について、実際に審査段階で引かれた先行技術と出願人がIDSで提出した先行技術文献を比較し、出願人が提出した先行技術が審査においてどのような役割を果たしているかを調査しています。その結果は、審査官はほとんどIDS提出の先行技術を引用していないということです(ひかれた率は13%)。ちょっと面白いと思ったのは、これらのIDSには、別の国の特許庁で引かれたものとかEPO調査報告で「X」で引かれたものも含まれるわけですが、それらについても引用されている確率は同様に低いということです。

最近、外国クライアントの依頼で米国特許を無効にするための日本文献調査をやっていても、両国で引用されている文献はほとんど一致しないことに気付きます。これは、進歩性等の特許要件に対する基本的な考え方の違いなのか、それとも、言語の違いなのか、興味のあるところです。

実務家としては基本的な進歩性についての考え方にそれほど違いが無いと思っていますが。。。

米国弁理士・日本弁理士 矢口太郎



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